『三才児』との連携による開発ツールの知的ヘルプ
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概要
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第35〜37回情報処理学会全国大会で報告した質問応答ツール『三才児』(ミサコと読む)を他のソフトウェア開発支援ツールやアプリケーションソフトの知的ヘルプとして利用する技術を実現したので,その研究成果を報告する.『三才児』は,階層フレーム型の知識ベースを構築し,それを参照・検索することによりユーザの種々の質問に応答するツールである(図1参照).その簡便で柔軟な日本語処理と対象分野を問わない容易な知識入力のため,『三才児』単体での利用だけでなく,他のツールやアプリケーションソフトと組み合わせた様々な利用形態が考えられる. その一つは,『三才児』を他ツールに組み込んでそのツールの知的インタフェースとして用いる方法である.この組み込み式の方法は,『三才児』の機能のほとんどを活用でき,かつ実現しやすい反面,そのツールにLISPプログラムの呼び出しインタフェースが必要になるという厳しい制約がある.本稿で報告するのは,組み込み式ではなくマルチタスク環境下で『三才児』と種々のツールを連携させることにより,『三才児』をそれらのツールの知的ヘルプとして用いる方法である.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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