時制オブジェクト管理システムにおける履歴管理機構の設計と実装

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概要

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データベース利用の高度化に伴い、データの時間変化の管理を行ないたいという要求が高まっている。データの時間変化の管理については、これまで主に関係データベースを対象として時制データベースの分野で多くの研究が行なわれてきた。しかし、今日研究が盛んに行なわれているオブジェクト指向データベースシステム、永続プログラミング言語システム等では、より複雑な構造を持つ多様なオブジェクトの時間変化を管理する必要がある。これらのシステムにおける多様なオブジェクトの時間変化の管理を行なう為の一つのアプローチとして、オブジェクト単位の時間変化の管理を行なうことが考えられる。本稿では、プログラミング言語C++のオブジェクトに永続性を持たせると共にその更新に伴う状態変化を管理する機能を持たせたシステムにおける履歴管理機構の設計と実装について述べる。
社団法人情報処理学会の論文
1995-03-15

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