三次元ドロネー網と画像情報を用いた三角形パッチモデル生成法

概要

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CGでは、ポリゴンパッチモデルが三次元形状を表現するモデルとして広く使われている。しかし、複雑な物体の場合は人間が手入力で行うことは大きな負担となり、データ入力作業を軽減するためには、対象物体のパッチモデルを自動的に生成する必要がある。物体を多視点から観測した画像を用いて、特徴点の三次元座標を復元する手法はstructure-from-motionとして研究され、比較的安定に動作する方式も考案されている。一方、三次元特徴点の集合が与えられたときにポリゴンパッチを生成する方法として、二次元ドロネー網を三角形メッシュの生成に用いる方法が試みられているが、この方法では対象物体の三次元構造を正確に反映することはできない。この問題は、三次元ドロネー網を用いることで解決できるが、生成されたパッチモデルは凸包となり、本来面のないところにもパッチが生成される。不適切なパッチの削除法として幾何学的構造を用いた手法が考えられているが、この方法では不適切なパッチを全て削除することは難しい。本稿では、複数の視点からの入力画像と、物体頂点の三次元座標のみが得られる場合に、三次元ドロネー網を用いて生成したパッチモデルから、画像情報を用いて不適切なパッチを削除し、物体の表面に対応したパッチモデルを生成する手法を提案する。
1995-03-15

三次元ドロネー網と画像情報を用いた三角形パッチモデル生成法

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