カスタマイジングを容易にするUIの構築方法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現在の多くのアプリケーション(AP)のユーザインタフェース(UI)は,平均的な使用状態に合わせて作られたものであり,特殊な環境での使用はあまり考慮に入っていない. 例えば,視覚障害者が使う場合は,音声によるナビゲーションや画面憤報の読上げなどが必要となる.しかし,既存のAPの入出力方法を変更する場合,Cなどのプログラミング言語で記述されたソースプログラムを解析する必要がある.またリソースプログラムが手に入らない場合も多い. そこで,対話型のGUIアプリケーションのエンドユーザを対象としたカスタマイズについて考案した.本稿では, UIを構成する部品であるユーザインタフェースオブジェクト(UIO)と,APの機能部分を利用するオペレーションとからなるメッセージフローでアプリケーションを定義する.そして,カスタマイズ時に,フローの変更によってUIOとオペレーションの結び付きを変える方法を提案する.本方法では従来の方法と異なり,UIの変更はCソースプログラムを必要としない.その変わりに,別に用意したフローファイルによりカスタマイズを行ない,カスタマイズ作業も容易になる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
関連論文
- 用語抽出に基づく日本語要求仕様改良方法の検討
- 日本語構文に基づく用語間関係情報の自動抽出法
- オブジェクトモデリング手法の実験評価
- 企業向け顧客主導型システム設計技法--機能中心設計から情報中心設計へ ([特集論文]企業向けユ-ザ中心型システム設計技法)
- ERPを利用した基幹情報システム構築における要求分析手法の検討
- 複数人によるオブジェクトモデル作成実験の比較評価
- カスタマイズ可能な分析ツール(G-CASE)
- オブジェクトパターンに基づくオブジェクトモデリング手法の実験評価
- イントラネット開発方法論と開発環境--分散型情報システム開発を加速する
- ソフトウェア仕様書のための帳票作成機能について
- カスタマイジングを容易にするUIの構築方法
- 構造化分析手法とデータベース設計技法の統合方式の試作
- 構造化分析手法とデータベース設計技法の統合方式の提案
- 分散データベースを用いたツール連動モデルの提案
- グループ開発における構造化分析作業の考察
- ソフトウェア関係情報に基づく再利用方式
- 1J-9 プレゼンテーション型会議支援システムの適用評価
- カスタマイズのためのアプリケーション構築モデル
- プレゼンテーションを主体とした会議システムComComWare
- プレゼンテーションを主体とした会議支援システムComComWare
- 時間的表現に基づく優先度判定モデル
- プレゼンテーションを主体とした会議支援環境ComComWare
- プレゼンテーションを主体とした会議支援環境ComComWare
- ソフトウエアの機能追加におけるソフトウエア修正作業モデルの提案