並列プログラムのボストモーテム型デバッグ環境に関する考察
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概要
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並列プログラムのデバッグは、逐次プログラムのそれに比べて難しいと言われる。その最大の理由は、実行スレッドが複数存在することにより、逐次プログラムに比べて非決定的な要因が多くなり、プログラムの実行の再現性に乏しい点である。すなわち、実行ごとに異なる挙動を示し、毎回違う場所でエラーが生じるなどの状況に陥ってしまう。これに対し、デバッグを実行終了後に行なう、いわゆるボストモーテム型のデバッグは、この問題の対策として有望である。超並列MRI研究室では、HWCプロジェクトにおける超並列ソフトウェア分野の研究の一環として超並列プログラミング環境の研究に着手している、その中でこの問題に対する考察を行なったので、本稿にて報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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西岡 利博
Rwcp超並列mri研究室
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市吉 伸行
RWCP超並列MRI研究室
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関田 大吾
RWCP超並列MRI研究室
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関田 大吾
技術研究組合 新情報処理開発機構 超並列MRI 研究室
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西岡 利博
技術研究組合 新情報処理開発機構 超並列MRI 研究室
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吉光 宏
技術研究組合 新情報処理開発機構 超並列MRI 研究室
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市吉 申行
技術研究組合新 情報処理開発機構 超並列MRI研究室
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市吉 申行
Rwcp
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吉光 宏
技術研究組合 新情報処理開発機構 超並列 Mri研究室
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市吉 申行
技術研究組合 新情報処理開発機構 超並列 Mri研究室
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