非線形最適化法を用いた曲線あてはめ法による2値画像からの弧の認識
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
我われは、地図や図面の線情報の自動入力の研究を行っている。以前に、2値画像からの線分要素あるいは円弧要素の抽出のための効率の良い方法について報告している。円弧を認識する手法の概略は次のようである。(1)2値画像を分岐や屈曲の無い連結点集合(単純セグメント)に分離し、セグメントごとに点座標の4次までのモーメントを求める。(2)単純セグメントに対して円の方程式をあてはめることによって中心と半径を算出する。(3)線幅一定の円弧モデルについて算出した2次までのモーメントに基づいて弧角と線幅を求める。この方法は、曲線パラメータを定める式がいずれも単純セグメントごとの座標のモーメントに基づいている点で効率の良いものであった。しかしながら、これまでの方法は、数値解法の効率を重視した推定式を用いたため、推定されたパラメータの精度の点で難があり、また、円以外の曲線への拡張は困難であった。今回は、一般の2次曲線に対応できるように定式化を拡張し、図形のパラメータ推定に非線形多変数最適化法を用いることによって、認識対象の拡大と精度の向上を試みた。
- 1994-03-07
著者
関連論文
- ネットワーク環境下の血圧、体内脂肪計測システムの開発
- ハンディ心電計によるデータ収集と信号処理
- (121)信号処理工学教材としてのハンディ心電計(セッション35 教育システムA(講義・演習)V)
- 非線形最適化法を用いた曲線あてはめ法による2値画像からの弧の認識
- タンパク質の標準立体構造の高速生成法
- マイクロコンピュータによる失語症脳波の情報処理
- 視覚刺激に対する情動反応のβ波マッピングによる解析
- 視覚刺激に対する情動反応のβ波マッピングによる解析
- CによるPrologインタプリタ
- FORTRANによるPROLOG処理系
- I・3-4.失語症総合的評価の試み : 0-1 score の3テストによる検討(言語治療)(第15回日本リハビリテーション医学会総会)
- 44.失語症の綜合評価値0-1 SCORE : 主成分分析法を応用して(言語・その他I)
- III-4.脳血管性障害による失語症の因子分析による研究(言語障害(I))(第11回日本リハビリテーション医学会総会)
- 改良ローカルマッチング法によるタンパク質分子の標準構造の生成
- 10-216 アセンブラ教育とコンピュータアーキテクチャ((2)専門科目の講義・演習-IV)
- オンライン出欠管理システムの開発
- タンパク質分子の標準構造の生成
- 曲線方程式あてはめ法による2値画像の線分と円弧の認識
- 2値化線画像からの円弧の認識
- 分子モデリング・システムにおけるタンパク質の標準構造の生成
- タンパク質分子モデリング・システムにおける標準的な立体構造の生成法について
- 曲線方程式あてはめ法による円弧の認識について
- 区分化主成分近似による地図画像のベクトル化
- 主成分分析を応用した地図画像の線情報の抽出について
- マイクロコンピュ-タによる脳波処理--2次元フェルマ-数変換を用いたディジタルフィルタ
- 地図画像からの道路の抽出について
- 4)光学的脳波読取り装置の改良開発(画像技術応用研究会(第47回))
- 光学的脳波読取装置の改良開発
- 脳波自動読取装置の試作