コード生成を知識化したマイクロプログラム生成系
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概要
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マイクロプログラム(μP)の作成は,現在でもアセンブラレベルで行われており,熟練した技能が要求される分野である.これはμP自体の持つ特殊性や,最適化の要求が強いため,コンパイラ作成が難しいためである.実際には,人手並の最適なコードを生成するコンパイラの作成は可能ではあるが,従来の方法ではアーキテクチャの変更に対処しずらく,開発コストも高いため,一般的には使用されていない.一方,これまでソフトウェアで行っていた処理を,μP化して高速化を計ることがDigital Signal Prosesor等の普及によって行われている.これに伴って,異なったアーキテクチャに対応でき,しかも高級言語でμPの開発が行えるシステムが,生産性向上の面から特に望まれている.そのためには,アーキテクチャの変更にも対応でき,汎用でしかも最適なコードを生成するコンパイラが必要となるが,このようなコンパイラにはエキスパートの経験に相当する知識によるアプローチが有効である.本研究ではμPの作成を機械依存部分と機械独立部分に分け,コード生成部を知識化し,知識を取り替えることにより様々なアーキテクチャに対応出来るシステムの構築を目指している.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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