ソフトウェア開発支援のための辞書システム
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概要
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ソフトウェア生産において、複数の担当間のコミュニケーションを正確に行なうことは重要である。しかし、実際には・ドキュメントがわかりにくい、あいまいである・同じ言葉を人によりちがった意味に用いる・同じ言葉を場合によりちがった意味に用いるなどの問題があった。我々は、ソフトウェア生産の工業化を目標とした一貫支援システムIMAPを開発しており、特に設計作業においては理解しやすく、かつ形式的表現による厳密性をそなえた設計記述法TFFとその支援ツールを開発した。TFFでは、記述の一側面の形式化、つまり制御構造と記述項目の枠組を形式化しているが、形式のなかに記述する内容は自然言語であり、まだ厳密さに欠ける点がある。そこで、我々のアプローチは、制御構造や記述項目の粋組の形式化に加えて、項目の内容には限定した用語を使うこととする。本稿では、そのベースとなる用語辞書の考え方をオブジェクト指向的アプローチで述べる。これにより、用語の意味と使い方の統一を支援する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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