汎用OSテスト支援システムOSTD(4) : 障害シミュレーション方式
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概要
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計算機システムの普及に伴い、信頼性の要求は益々高まってきている。このために、システムを制御するオペレーティングシステム(OS)には入出力装置障害発生時の障害回復、装置切り離し機能が用意されている。システムの高信頼化のためには、この機能自体の高信頼性が要求される。しかし、この機能のテストを行なうには、入出力装置に障害を発生させる必要があるが、実計算機システムで障害を発生させること、任意のタイミングで発生させること、繰返し発生させること等が困難であるという理由によりテストを容易に行なうことができなかった。汎用大型OSの高信頼化のために開発されたOSテスト支援システム(OSTD: Operating System Test Driver)では、入出力装置の一つである端末装置に擬似障害発生機能を付加し、多種多様な端末負荷環境、障害発生環境を提供し、高度なテスト・デバッグ作業を行なえるようにした。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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森山 浩
日立マイクロコンピュータエンジニアリング(株)
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高崎 繁夫
(株)日立製作所
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池ヶ谷 浩
(株)日立製作所
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久保 隆重
(株)日立製作所
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松田 利則
(株)日立製作所
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高崎 繁夫
日立製作所ソフトウェア開発本部
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久保 隆重
(株)日立製作所システム開発研究所
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