間伐効果に関する定量的研究(I) : 収量-密度図を用いた分析
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概要
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間伐効果とは, 間伐により目標径級に達した木を多く生産することと規定する。間伐効果を分析するには, 林分の平均直径に関する知識のみでは不十分であり, 林分内での所定の径級以上の木の数という部分個体群に関する知識を必要とする。収量-密度図を利用する収穫予測の方法を用いて, 間伐林分と無間伐林分のY-N曲線を比較すると, 全林分レベルの事実と部分個体群レベルの事実の両者を統一的に把握しうるので, これにより間伐効果を分析することができる。この方法を広葉樹天然生林およびトドマツ人工林に適用した。両林分ともこの方法で間伐効果が生じていることを説明できた。
- 日本森林学会の論文
- 1981-02-25
著者
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