北海道における天然生広葉樹林の収量-密度図
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概要
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北海道における天然生広葉樹林の収量-密度図を作成した。これは両対数グラフのたて軸に材積を, 横軸に本数をとったものであり, 個体材積を径級の大きいものから任意の限界直径のものまで順に積算していった場合の積算材積(Y)とその本数(N)との関係を示すY-N曲線, 諸林分のY-N曲線間を結ぶ等平均直径線と等限界直径線, および最多密度線よりなる。等限界直径線は, 一つの林分に任意の直径階以上の木が何本あるかを示すものである。この収量-密度図を利用すると, 従来人為的な測定限界のちがいによって規定されていた本数のちがう各種データを統一的に理解するとともに, 一つの林分内および林分間での本数・材積・胸高直径の間の量的関係を把握することができる。また, 間伐等の密度管理の指針としても利用できよう。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1978-02-25
著者
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