トドマツ苗木における秋伸び枝の葉の形態的特徴について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
トドマツ苗木における秋伸び枝(lammas shootsとproleptic shoots)の葉の形態的特徴について調べた。秋伸び枝の葉は, 正常枝の葉とは異なっていた。秋伸び枝の葉と正常枝の葉との相違は, 異形葉木本植物のearly leavesとlate leavesとの相違に似ていた。そして, 葉の上面に多くの気孔がある, 海綿状組織に大きな空間がある, 樹脂道が表皮に接することがある, 2個の維管束が互いに接近しているなどの点から, 秋伸び枝の葉は, 幼葉に似た特徴を持っていた。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1977-06-25
著者
関連論文
- トドマツの休眠に関する研究(IV) : 培養した休眠中の芽の原基体の生長に与える生長物質の影響
- トドマツの休眠に関する研究(III) : 休眠中の芽の生長物質の変化
- トドマツの休眠に関する研究(II) : 生長休止期の芽の原基体の培養
- おわりに(第19回林木生理シンポジウム)(材の働きと材形成)
- トドマツ苗木の秋伸び発生におけるサイトカイニンの役割について
- アカエゾマツ種子の発芽に与えるGA_3,IAA, ethrelおよびBAの影響
- トドマツの春の伸長枝と秋伸び枝の葉数
- トドマツ苗木における秋伸び枝の葉の形態的特徴について
- トドマツの休眠に関する研究(I) : 長日処理の秋伸び形成および初期休眠打破におよぼす影響
- 生長休止期のトドマツ葉にある生長抑制物質(III)
- 生長休止期のトドマツ葉にある生長抑制物質(II)
- 生長休止期のトドマツ葉にある生長抑制物質(I)
- 摩周湖カムイシュ島の植生
- 薬剤散布によるトドマツ開舒抑制試験(予報)
- 開舒期におけるトドマツの芽の生長物質の変化