Winkelzahlprobeについての考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
W. Z. P. の性格について考察し, つぎの結論を得た。1)L. R. GROSENBAUGH等のPoint samplingはそれ自体1つの林分胸高断面積調査の方法であり, W. Z. P. の技術を導入したことの意義は大きいが, その立場からW. Z. P. を解釈しようとするのは誤である。Variable plot methodの立場からの解釈もまたW. Z. P. の本質を明らかにするものではない。2)W. Z. P. の正しい解釈はM. PRODANの証明である。彼はW. Z. P. の単位面として最大直径に対する拡大円を考え, その内部における林分の均質性を前提として, W. Z. P. の成立することを証明し, 林分の不均質性に基づく誤差を"Inhomogenitatsfehler"として与えた。この解釈はW. Z. P. の実行上の諸問題の解決に手がかりを与えるであろう。3)W. Z. P. における母集団を, 最大直径に対する拡大円を単位とする有限母集団として把握し, 抽出誤差および所要プロツト数の推定式を与えた。すなわち, つぎのとおりである。ha当り林分胸高断面積 : 式(3・4)その分散 : 式(3・5)誤差率 : 式(3・6)標本数 : 式(3・7)および(3・8)
- 日本森林学会の論文
- 1960-06-25
著者
関連論文
- 大野演習林測定試験地の記録(2)1983年および1993年の調査結果
- RICHARDS生長関数に基づく同齢単純林の胸高断面積合計と平均胸高断面断面積の生長モデル(II) : スギおよびヒノキの林分に対するモデルの適用
- 第1回林業統計研究会シンポジウム
- フランスの林業試験制度の改正について
- ビッターリッヒ・カウント数の分布と, 林分構造の均質性判定に対するその応用
- シュピーゲルレラスコープの新しい尺度目盛
- 114.W.Z.P.による林木分布の均質性の判定について(第72回日本林学会大会)
- ○世界各国における照査法
- Winkelzahlprobeの確率論的解釋と不均質誤差について
- Winkelzahlprobeについての考察
- 310.スピーゲルーレラスコブによる林分材積調査の功程について
- 幹形に関する研究(1) : 相対幹形について
- 310. 幹形についての一考察
- BLUME-LEISS測高器
- 211. 照査法の成長量査定に対する括約誤差の影響について(第63回日本林学会大会講演要旨)
- 相対材積の概念とその生長(林学部門)
- ビッターリッヒ法に関する研究(林学部門)
- 毎木調査による林分胸高断面積測定の誤差に関する研究(林学部門)
- 林分材積調査の時間分析(林学部門)
- 樹木の生長解析に対する RICHARDS 生長関数の適用性について(林学部門)
- 今須林業の経営環境と択伐林分の構造に関する調査報告(林学部門)
- Richards生長関数による生長解析--カラマツ,トドマツおよびアカエゾマツについての事例
- RICHARDSの生長関数をあてはめるためのコンピュ-タ-プログラムの作成