肺内伏針の 1 例

元データ 1993-01-25

概要

症例は38歳の女性。左胸痛を訴えて来院し, 胸部レントゲンで右肺門に針状陰影があり, 側面像ではほぼ水平の30mmと8mmのふたつの断片が認められた。心陰影は右方へ偏位し, 右下肺野には胸膜との癒着があり, 気胸などの既往が推測されたが, 針の刺入や異物誤嚥, 鍼治療の既往はなかった。視診で胸部に傷痕は見られなかった。気管支鏡では中間気管支幹下部から右中葉入口部にかけ, その外側部に毛細血管の拡張がみられた。以上より胸壁より侵入した肺内伏針が考えられたが, 症状も以後なく, 針の位置より手術侵襲が大きいため, 経過観察とした。1年後も症状や胸部レントゲンに変化を認めなかった。

著者

原 耕平 長崎大学第二内科
河野 茂 長崎大学第二内科
河野 茂 長崎大学第2内科
渡辺 章文 公立みつぎ総合病院内科
田中 義人 公立みつぎ総合病院
安森 耕 公立みつぎ総合病院内科
丸山 典良 公立みつぎ総合病院内科
松尾 健吾 長崎大学医学部第二内科
田中 義人 田中内科消化器科
宮崎 幸重 長崎大学第2内科
渡辺 章文 公立みつぎ総合病院 内科
野元 健行 公立みつぎ総合病院内科
宮崎 幸重 公立みつぎ総合病院内科
松尾 健吾 公立みつぎ総合病院内科
丸山 典良 公立みつぎ総合病院 内科
原 耕平 長崎大学第2内科

関連論文

▼もっと見る