総頂点間経路長を最小にする完全K分木の階層間隣接化
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概要
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本研究では,組織内の情報伝達が最も効率的になるような追加的関係を求めることを目的として,高さHの完全K分木に対して,深さMの頂点とその子孫である深さNの頂点との間に1辺を追加する場合に総頂点間経路長(全頂点間の最短経路の長さの総和)を最小にする問題を考えた.ここでは,総頂点間短縮経路長(辺追加前と比べて総頂点間経路長がどれだけ短縮されるかを表す)を定式化し,それを最大にする原点深さの対(M,N)^*を解析的に求めた.その結果,H = 2,3,4,5の場合は(M,N)^* = (0,2), H = 6,7,…の場合は(M,N)^* = (0,4)となった。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-01-20
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