レベルセット法を用いた複雑境界を持つ流体CG
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概要
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近年、CGによる映像表現技術は映画等によく使われている。特に物理法則に従う自然現象CGは具体的に数値シミュレーションを行うことで再現することが多い。シミュレーションにおいて伝統的な陽的関数による境界表現(Spline Method)は、複雑な表面運動の時間発展を表現するのが難しい。例えば、水滴が水面から飛び出す運動を表示する方程式では陽的に境界面を追跡するの困難であるといわれている。本研究で使われたレベルセット法(Implicit Method)は、陰関数定理-レベルセット関数を使い、陰的境界面を追跡する方法である。陽的に境界面を追跡することではなく、各時刻にレベル関数がゼロである点を探す。だから、境界面の幾何の複雑さと関係なく、水滴が水面から飛び出す現象、境界面が自己交差にする現象が陰的に表現できる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-08-18
著者
-
蔡 東生
筑大システム情報
-
杜 小軍
Master's Program In Science And Engeneering At University Of Tsukuba
-
蔡 東生
Institute of Infomation Sciences and Electoronics at University of Tsukuba
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