計算機クラスタにおける同期・通信コントローラの初期評価

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
計算機クラスタ上で効率良い並列処理を行うためには, 同期および通信を低レイテンシかつ高スループットで行うことが重要である.本稿では, 低レイテンシな同期・通信を実現ための新たなネットワーク(sync-comm network), 同期機構および通信機構を持つ同期・通信コントローラについて述べる.本コントローラは, 同期信号と通信信号をsync-comm network上で融合させることにより, 低レイテンシな同期・通信を可能にする.また, 同期機構として, RBC(Reduced Barrier Code)同期機構を導入する.通信処理では, Collective通信をハードウェアで行う.4ノードのPCクラスタを用いてバリア同期のレイテンシを測定した結果, 6.2μsとMPI_Barrierに比べて, 1 / 100の結果を得た.
一般社団法人情報処理学会の論文
2000-01-07

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク