イネもみ枯細菌病菌が産生する毒素と病原力との関連
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概要
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イネもみ枯細菌病菌の産生する毒素と本菌のイネに対する病原力との関連性について調べた。その結果, 毒素産生性株25株は3菌株を除いてすべてイネの育成を阻害したのに対して, 毒素非産生株はすべて阻害しなかった。本毒素は10 μg/ml の濃度でイネ幼苗の生育を完全に阻害した。また開花期のイネ穂を本毒素で処理すると, もみに本病特有の病徴である褐色帯条斑の形成が認められた。本毒素は本菌に感染したイネからも検出された。これらの結果から本菌の産生する毒素は本病の病原カに密接に関与しているものと推察された。
- 日本植物病理学会の論文
- 1995-10-25
著者
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