非対称フィルタによるMathematical Morphology演算の一手法

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概要

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従来,モルフォロジーは2次元画像処理分野で用いられてきた.最近では3次元画像処理の需要も大きくなってきており,3次元のモルフォロジーも重要視されてきている.しかし,3次元に拡張する際に処理負荷が飛躍的に増大するという問題が発生する.そこで,本研究ではその問題を解決するために,26近傍距離変換画像を用いてモルフォロジーを行うことで処理負荷を小さくした.しかし,距離変換画像を利用する場合は構造要素に制限がある.そこで,構造要素を立方体の集合で表現するという前処理が必要になる.2次元の場合は,手動で行うことも可能であるが,3次元の場合には困難な作業となる.本研究では,ランレングスのデータ構造を用い,非対称図形の構造要素にも対応した手法を導入し,高速にモルフォロジー演算を行える距離変換画像を用いた手法を提案する.また,実験により本手法の有効性を検証する.
一般社団法人情報処理学会の論文
2002-04-15

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