線形計画法の支援によるルールベース型作業スケジュール方式

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生産,流通等におけるスケジューリング,割当てなどの計画業務においては,計画条件を事前にすべて決定することが難しい.計画条件には暖昧なものもあり,スケジュール結果によって,条件が緩和されることも多い.そのため,このような計画業務の計算機化は困難であり,従来は人手で行われることが多い.計画問題は,一般に,組合せ問題となるため,これを人手で行うことは,スケジュール担当者の負担が非常に大きいそのため,計画立案には長時間を要し,状況変化に対する即応性の面でも問題があった.条件変更に対する柔軟性を確保し,しかも,計画の最適化も実現するために,知識工学手法と数理計画手法とを併用したスケジュリーング方式を提案する・本方式では,割付け計算用に数種の最適計算アルゴリズムを用意すると共に,割付け戦略を設定するためのノウハウを知識ベース化した.そして,割付けを実施していく過程で,知識ベースにより,部分問題の抽出とこれを解くのに適したアルゴリズムの選択を行う.鉄道,航空機など,運行スヶジュールが決まっていて,運転手の割付けを計画する場合を一般化したモデルを用いて,提案方式の特性を評価し,狙いどおりの効果があることを確認した.
一般社団法人情報処理学会の論文
1989-08-15

線形計画法の支援によるルールベース型作業スケジュール方式

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