分散形データベース管理システムDEIMS-3
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概要
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本論文では, 分散形データベース管理システムDEIMS-3(DEndenkosha Information Management System version 3)の実現方式および構成について述べる. DEIMS-3は, 大容量高トラヒックな大規模実時間データベースシステムヘの適用をめざし, 集中形データベース管理機能に対し, 以下の分散形データベース機能を拡充している. (1)ネットワークアーキテクチャとして, DCNAのデータベースアクセスプロトコルを採用し, 異種データベースとの接続への拡張性のあるスキーマ構成の実現, (2)アプリケーションに対するユーザインタフェースとして, CODASYL仕様のデータベース操作言語の高水準化をはかり, 通信効率い分散問合せ処理の実現, (3)ノード間のデータベースアクセスの競合対策として, 時間監視による実行効率のよい排他制御の実現, (4)ノード間のデータベース更新に対する障害時の無矛盾性保証として, ノード間の更新同期および整合処理の実現. これら分散形データベース管理機能の実現により目的とする大規模データベースシステムの所要性能を達成することができている. また, これら機能の実現にあたっては, 集中形データベース管理機能を実現するソフトウェアからの独立性の高いソフトウェアとして実現している.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1985-11-15
著者
-
田中 豪
NTT情報通信処理研究所
-
鈴木 健司
NTT情報通信処理研究所
-
村田 達彦
NTTデータ通信本部
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岸本 義一
NTT情報通信処理研究所
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伊藤 健治
NTTデータ通信本部
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鈴木 健司
Ntt情報通信研究所
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田中 豪
Ntt 情報通信研
-
岸本 義一
Ntt情報通信研究所
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