動的メッセージング調整機能を持つC/S型データ流通監視システムの検討
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概要
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クライアントサーバ(C/S)型システムでは, メッセージ処理が起因し, クライアントやネットワークの負荷状態がサーバのパフォーマンスに影響を与えるという問題がある。非同期通信ミドルウェアを用いてこの問題を回避する検討があるが, この方式ではミドルウェアがメッセージを一度キューイングし, 出力するサーバとは非同期に順次クライアントに送出する。このため, ネットワークやクライアントの状態によっては, 送出されたメッセージがクライアントに到達するまでに無視できない遅延時間か生じる問題があり, 監視システムへの適用は難しい。本検討ではデータ流通システムを対象に, システムが出力するメッセージの粒度に着目し, メッセージを動的に取捨選択してクライアントに送出することにより, 実時間性を確保する方式を提案している。シミュレーションによる実験を行った結果, 単位時間あたりのクライアントの処理量(処理性能)に対するサーバのメッセージ出力量(出力性能)が10倍以下では特定の粒度のメッセージを数秒から数ミリ秒以内に送信することが可能であり本方式の有効性が確認できた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
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