対話型データ検索・処理システムSCLAMS
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概要
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定型の少量のデータをオンライン対話形式で迅速に検索することを主目的とした小規模データベース・システムSCLAMSを試作した. これはファイルよりも小さいS. L.(Scaled Lattice)と呼ぶ一種の多次元の表をデータのモデルとし, 処理の基本単位としたところに特徴がある. システムは3モードから成り, 蓄積モードでは与えられたファイル中のデータをS. L.の形に分解してシステムのデータベースに取り込む. 検索モードでは必要なデータをS. L.単位で引き出す. 操作モードでは, 検索モードで引き出されたS. L.に対して, 抽出条件を指定して更に細部のデータを抽出したり, 数値データに対する簡単な計算処理を施したり等の各種操作を行う. これらは, そのために設計した非手続き型のデータベース照会言語SMLを通して行われる. S. L.データ・モデルに基づく照会言語SMLはその一部に比較的容易に自然言語を混成させることができる. その1つの試みとしてSMLにカナ書き日本語を混成させる実験についても報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1981-07-15
著者
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相沢 輝昭
NHK放送技術研究所
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相沢 輝昭
Nhk放送技術研究所先端制作技術研究部
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相沢 輝昭
NHK総合技術研究所情報処理研究部
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畑田 のぶ子
NHK 放送技術研究所
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畑田 のぶ子
NHK総合技術研究所
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畑田 のぶ子
Nhk 放送技研
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