OSI管理マネージャへのシステム管理機能の実装法
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概要
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ネットワークの大規模化・複雑化にともない,ネットワーク管理の重要性が増している.ISOではネットワークに接続された開放型システムの管理(OSI管理)のために様々な標準の規定を進めている.その中でシステム管理機能(SMF)は,様々な管理機能のために必要となるサービスとそれに関連する管理情報を定義している.本論文では,OSI管理のマネージャ(ネットワーク管理装置)において, SMFのサービスを利用する管理アプリケーションの開発を容易にするSMF実装法を提案する.まず,管理アプリケーションと一体化してSMFを実装するのではなく,共通的で基本的な管理サービスを提供するミドルウェアとしてSMFを実装していくことを提案する.次に,そのミドルウェアを利用する上位の管理アプリケーションでの処理を容易にするために提供する付加機能と,上位管理アプリケーションの開発者が使いやすいAPIの規定法を提案する.さらに,拡張性の高いプログラム構成と,実装上重要な処理方法をいくつか提案する.最後に本論文の提案内容に基づいてワークステーション上にプログラムを試作した結果に基づき,有効性と今後の課題を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-06-15
著者
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