オンライン辞書のハイパーテキスト化手法
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概要
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CD-ROMなどの普及により,パソコンやワークステーション上で手軽に電子化辞書が利用できるようになってきた.しかし多くの電子化辞書は冊子体の辞書と同様に見出し語による検索が主な機能である.そこで,電子化辞書をハイパーテキスト技術を用いて再構築すれば,ハイパーテキストのフィルタリング,ブラウジング,ナビゲーションなどの様々な検索・表示機能を享受できるようになる.しかし,既存の文書をハイパーテキスト化するために必要な作業は大きな負担であり問題になっている.本論文では,電子化辞書のハイパーテキスト化作業の形式化・自動化手法について述べる.本手法では,まず抽象辞書,およびハイパーテキストデータモデルを用いて原データの構造分析を行う.抽象辞書とは様々な辞書が共通に持っている構造を抽出したもので,各辞書の構造分折の基準となる.ハイパーテキストデータモデルはハイパーテキストのネットワーク構造を記述するために設計したデータモデルである.そしてその分折に基づいてデータの整形,ハイパーテキスト化,DBヘの格納の各ステップからなる原データの構造変換を行う.
- 1993-02-15
著者
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内藤 広志
キャノン(株)情報システム研究所知能工学研究部(キャノン(株)システムエンジニアリングセンター)
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山下 真司
キャノン(株)情報システム研究所知能工学研究部(キャノン(株)システムエンジニアリングセンター)
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松山 洋一
キャノン(株)情報システム研究所知能工学研究部(キャノン(株)システムエンジニアリングセンター)
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柵木 孝一
キャノン(株)情報システム研究所知能工学研究部(キャノン(株)システムエンジニアリングセンター)
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