756. ペルム紀放散虫 Pseudoalbaillella scalprata の形態変化について
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概要
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兵庫県多紀郡篠山町藤岡奥に分布するペルム系赤色層状チャート層より産出したPseudoalbaillella scalparata Holdsworth and Jonesを記載した。この種は3つのmorphotypes (m. scalprata, m. postscalprataおよびm. rhombothoracata)よりなる。これら3つのmorphotypesの形態変化を計測に基づき検討した結果, それらは不連続変異を示すことが明らかとなった。3つのmorphotypesの産出頻度については, m.rhombothoracataが他の2つのmorphotypesに遅れて出現し, その頻度は次第に増加する。一方, m. scalprataは時間とともに減少する。
- 日本古生物学会の論文
- 1983-04-30
著者
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石賀 裕明
Department of Earth Sciences, Kyoto University of Education
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石賀 裕明
Department Of Geosciences Faculty Of Science Osaka City University
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