色情報とエッジ情報を利用した航空写真からの大局的な地震被害の把握

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概要

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大規模な災害後の復旧支援活動を円滑に行うには、大局的な被害把握が必要となる。本研究では、上空から撮影した航空写真から、色情報とエッジ情報の2つの特徴を用いて被害地域を検出する手法を提案する。被害地域では、倒壊した建物により、全体として茶褐色かつ不規則な方向のエッジを多く生じている。そこで、色の種類をあらわす色相を用いて茶褐色領域を抽出し、また、局所領域内におけるエッジの方向のヒストグラムから不規則な方向のエッジが多く存在する領域を抽出する。両者で抽出された領域の共通部分をとることにより、被害地域の検出結果とした。人が目で見て被害地域を作成した結果と比較すると、本手法を用いた場合には、文献〔1〕で用いた手法に比べて誤検出や検出洩れが明らかに減っている。
2001-05-10

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