移動コンピュータ群-基地局間の間欠的通信プロトコルとその性能評価

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近年、IEEE802.11やHIPERLANといった無線LANプロトコルを用いてモバイルコンピュータとインターネット上のサービスとの通信が行なわれるようになってきている。モバイルコンピュータが高速で移動する場合、モバイルコンピュータとインターネットとの間で交換される情報量は少なくなる。本論文では、複数のモバイルコンピュータがほぼ同じ速度で移動し、互いにマルチホップ通信可能なモバイルコンピュータ群を対象としたルーティングプロトコルCB-WSCPを提案する。本プロトコルでは、モバイルコンピュータ群と基地局との通信は基地局の通信範囲内に存在する群内のモバイルコンピュータを介して行なわれる。群内のモバイルコンピュータと基地局との通信は、少なくても1つのモバイルコンピュータが基地局の通信セル内に存在するときにのみ可能となることから、本プロトコルは間欠的通信をサポートする必要がある。本論文では、高速に移動するモバイルコンピュータ群により広帯域な通信を提供するためのゲートウェイの切替えプロトコル、および、それにともなうルーティングテーブルの更新について述べる。また、提案プロトコルの性能をDSDVと比較し、その有効性を明らかにする。
一般社団法人情報処理学会の論文
2004-03-04

移動コンピュータ群-基地局間の間欠的通信プロトコルとその性能評価

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