薬物アレルギー性肝炎における血中可溶型インターロイキン2レセプター
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概要
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薬物アレルギー性肝炎患者10例について, 血中可溶型インターロイキン2レセプター (sIL2R) を, 異なったエピトープを認識する2つのモノクロナール抗体を用いたELISA法で測定した. 血中sIL2Rは薬物アレルギー性肝炎患者では健常者に比べて有意に高かった (p<0.01). また, アレルギー性肝炎の急性期では回復期に比べ有意に高値であった (p<0.05). 組替型インターロイキン2を用いたアフィニテイカラムで, sIL2Rのインターロイキン2への結合性を薬物アレルギー性肝炎患者3例について検討したところ, その86%以上が結合した. 以上の成績から, sIL2Rはインターロイキン2に結合することにより, 薬物アレルギーにおける過剰免疫反応を抑制している可能性が示唆された.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1992-05-30
著者
-
恩地 森一
愛媛大学医学部第3内科
-
恩地 森一
愛媛大学第三内科
-
恩地 森一
愛媛大学医学部消化器、糖尿病、内分泌・代謝内科(第3内科)
-
舛本 俊一
愛媛大学医学部第三内科
-
太田 康幸
愛媛大学第3内科
-
太田 康幸
愛媛大学医学部第3内科
-
恩地 森一
愛媛大学医学部第三内科学教室
-
恩地 森一
愛媛大学医学部3内
-
太田 康幸
愛媛大学医学部
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