気管支喘息小児における血漿コーチゾール濃度の日内変動
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概要
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小児型の慢性持続性喘息発作のために, 国立療養所西札幌病院にて療育中の小児のうち, 入院によりほとんど発作の認められなくなった24例(第1群), 小発作および中発作の時々認められる6例(第2群), 対照群(非活動性肺結核, 整形外科的疾患)30例について, 血漿コーチゾール濃度の日内変動を検討した.第1群においては8時の血漿コーチゾール濃度は対照群との間に差は認められなかったが, 14時, 20時, 23時においては対照群より有意な高濃度を示した.8時に最高濃度, 23時に最低濃度を示す日内変動の形は対照群と同様であった.第2群では1日通じて, 血漿コーチゾール濃度は対照群に比して高く, しかも20時に最低濃度を示し, 23時はむしろ上昇傾向であった.肺機能の1秒率は両群ともに対照群より低下していた.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1973-03-30
著者
-
松本 脩三
北海道大学小児科学教室
-
奥野 晃正
北海道大学医学部小児科学教室
-
梅津 愛子
北海道大学医学部小児科学教室
-
三浦 良一
国立西札幌病院小児科
-
三浦 良一
国立療養所西札幌病院
-
門脇 純一
国立療養所西札幌病院
-
松本 修三
北海道大学
-
松本 脩三
北海道大学
-
梅津 愛子
札幌小児感染免疫研究会
-
門脇 純一
国立療養所小樽病院小児科
-
奥野 晃正
北海道大学医学部内科学第2講座および小児科学講座
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