剪斷應力凾數とその應用
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概要
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薄肉殻の問題は應用が甚だ廣い.この場合の應力計算には剪斷應力が最も重要な役割を果すものである.構造力學における剪斷流理論はこの意味を特に強調したものである.この意味より新しく剪斷應力凾數と名ずける凾數を定義して,これを中心に他の諸應力とまた諸歪成分との關係を求め例をあげてその解法を示し,本凾數の性格について考察したのである.内容は四つに分かれていて薄肉殻の一般理論・熱應力・法線變位と剪斷力凾數および時間とその關係について論じてある.曲線座標α,βを使用し殻の形に制限を與えて逐次方程式を簡單にして實用的な公式に直したのである.各章はおのおの獨立の形でまとめてあるが,いずれも一連の關連を有している.またおのおの獨立の主題を有していて別個の論文と考えてもよろしいであろう.
- 社団法人日本機械学会の論文
- 1948-05-10
著者
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