二次元應力論の寫像函數について
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概要
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二次元應力問題に寫像函數が使用されることは甚だ多い。これらの函數が使用せられて解を求めるに成功したのはもちろん應力函數の解が求めえたからであつて,それには使用せられた寫像函數に何か共通の條件が存在するのではあるまいかという疑いを生ずる。換言すれぱ從來使用された寫像函數をできる限り多く比較檢討し,その間に一つの共通事項を見出す。これは∇^2αβ(h^2∇αβX) = 0のh^2の中に存在する。このh^2の形はh^2∇^2αβX_1 = F(w,w)よりX_1を求めるために自然に小さい枠の中に制限されてしまう。筆者はこのh^2の形をこの論文の中で論じようと思う。h^2を決定すればzとwとの關係も定まつて來る。すなわち,代表的なものをあげれは, [numerical formula] のごとき形が求むる函數であることを結論とした。またこれより種々議論を展開している。
- 社団法人日本機械学会の論文
- 1948-05-15
著者
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