医療従事者における腰痛に関する意識調査 : 看護従事者に対するアンケート調査より

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概要

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看護従事者における腰痛や産業分野での腰痛予防についての研究報告は多くなされている。腰痛予防を行う為には,理学療法士による適切な指導とともに個人の腰痛に対する関心が不可欠ではないかと考えられる。そこで今回我々は,当院勤務の看護従事者を対象に腰痛に対する関心度及び理学療法士に対するニードについて,質問紙によるアンケート調査を行った。その結果,腰痛経験者は81%であり,腰痛の有無に関わらず「日頃腰痛予防に気をつけている」と答えたのは全体の62%であった。その具体的方法として「姿勢に注意を払っている」との回答が73%,「腰痛体操の実施」が12%であった。これらの事より,職員を対象としての腰痛予防対策が必要と考えられた。その中で理学療法士は,介護時の姿勢,動作,環境設定や運動療法指導などで関与していく必要があると考えられた。
日本保健科学学会の論文
2001-03-25

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