無足ナマコScoliodotella uchidaiの発生
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概要
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Scoliodotella uchidaiは雌雄異体で,生殖は10月下旬〜11月中旬の数日間,午前5〜9時に行なわれる。卵は多黄で直径400μ,淡黄褐色不透明である。雄の放精開始後雌による産卵が行なわれ,卵は直ちに受精する。卵割は全等割で放射型,受精の5時間後に第1分裂がおこり,皺胞胚期を経て70時間後に陥入を開始する。その発生の全過程は卵膜内で進み,受精の16日後ペンタクチュラは卵膜を破って孵化する。孵化直後のペンタクチュラは指が未分化の5本の触手をそなえ,全長約500μである。孵化の3ヵ月役触手の指はやや分化し,消化管の部分分化・ポーリのうが認められ,全長700μに達する。
- 1976-12-20
著者
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