瀬戸内海産カイミジンコの1新種,アウリラ イナバイについて
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概要
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瀬戸内海産カイミジンコの1新種,アウリラ イナバイを報告する。殻長0.6〜0.7mm,高さその2/3。殻面には多数の小孔があり,腹縁の長さの1/2の腹稜と4放射稜が目立つ。左殼はアーモンド形,右殻は4角状じん臓形,雄の殻片は雌のより少し低い。殻縁部は広く,中央の膨れた多数の放射毛細管がある。第1触角は5節,4爪がある。第2触角は4節,末節に3爪あり,紡績突起は3節で著しい性的2形を示す。歩脚は各4節でほぼ同形,各第1節の先端に複雑な骨格があり,剛毛式は(2,2,1),(1+1,1,1), (1,1,1)。広島県向島臨海実験所前の岩礁の潮間帯に,夏多数出現する。
- 1976-12-20
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