18-8オーステナイト鋼の重複繰返し応力下における疲労裂伝ぱ挙動について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Rotating bending fatigue tests under constant stress and two stress levels were carried out on notched 18-8 austenitic steel at room and elevated temperatures, and fatigue crack propagation behaviors during the tests were investigated. The cumulative cycle ratios were discussed from the experimental results. The temperature dependence of fatigue fracture mechanism was studied by means of electron fractographic observations. The main results obtained are as follows : (1) On High-Low tests at room temperature the delay time in continued cracking was observed after stress change, while at 600℃ this phenomenon was not observed. (2) Cumulative cycle ratios were almost unaffected by stress sequence. The fatigue life under double repeated stresses should be discussed not only from the delay time, but also from the differences in crack growth behaviors at low and high stress levels. (3) The regular striations peculiar to fatigue fracture were detected on the fracture surface tested at elevated temperature, while at room temperature these were not observed. This fact might be explained by the presence of the strain induced martensite detected at room temperature test.
- 社団法人日本材料学会の論文
- 1970-02-15
著者
関連論文
- 18-8オーステナイト綱の過渡的温度こう配下の熱疲労におけるかたさ変化について
- 過渡的温度こう配下の熱疲労寿命に及ぼす加熱速度および冷却速度の影響
- 過渡的温度こう配下の熱疲労寿命に及ぼす最高温度保持時間の影響
- 18-8ステンレス鋼の熱疲労におけるかたさ変化について(高温強度小特集)
- 高温軸受材料としてのMo高速度鋼の高温強度
- 鉄系焼結金属の摩耗特性(第2報) : 焼結金属と炭素鋼とのすべり摩耗試験結果
- 過渡的温度こう配下の熱疲労寿命に及ぼす温度振幅の影響
- 溶融金属用高温疲労試験機の試作と溶融鉛および亜鉛中における軟鋼の疲労強度について
- 転造ねじの繰返し衝撃引張強度について
- 過渡的温度こう配下の熱疲労試験機の試作と二,三の実験
- 引抜鋼管の衝撃強度に及ぼす切欠きならびに焼鈍しの影響
- 鉄系焼結金属の摩耗特性(第1報)(「精密工業の最近の進歩」)
- 引抜鋼管の衝撃強度について(第2報) : 環状引張衝撃試験結果
- 引抜鋼管の衝撃強度について(第1報) : 有溝曲げ衝撃試験結果
- 転造ねじの衝撃引張強度について
- 鋼の疲労進行過程の静的ねじり試験法による研究(第4報) : 伸線後低温焼なましした鋼の場合
- 鋼の疲労進行過程の静的ねじり試験法による研究(第3報) : 伸線状態の鋼の場合
- 鋼の疲労進行過程の静的ねじり試験法による研究(第2報) : 弱常温加工あるいはひずみ時効状態の鋼の場合
- 鋼の疲労進行過程の静的ねじり試験法による研究(第1報) : 焼なまし状態の鋼の場合
- 鋼線のねじり疲労に関する研究 (第2報)(引抜硬鋼線のねじり疲労限)
- 表面特性研究調査分科会報告
- 第4回大阪国際見本市出品機器の印象(国際見本市特集)
- スパッタ法により作製したa-Si/a-SiC超格子薄膜の構造
- 鋼球の全自動X線回折装置の寿命予知の基礎実験
- 鋼球の疲労に及ぼす残留オーステナイトの影響
- 116 鋼球の完全自動 X 線回折装置の試作と寿命予知の二, 三の実験
- スパッタ法により作製したa-Si( : H)/a-SiC( : H)超格子薄膜の量子井戸効果
- 18-8オーステナイト銅の疲労過程中の転位挙動について
- レーザ光による金属薄膜への記録
- 2-27 Al 合金の引張破壊過程における微視的研究
- 2相ステンレス鋼初期疲労き裂の微視的研究
- 2相ステンレス鋼の低温引張特性
- 239 2相ステンレス鋼の800℃時効における強度と組織変化(金属組織・強度)
- 131 2相ステンレス鋼の低サイクル疲労に関する研究(低サイクル疲労・画像処理)
- 2相ステンレス鋼の引張特性に関するX線的研究
- SUS310S鋼粗大結晶のMgCl_2溶液中における応力腐食割れ破面解析
- 201 2相混合ステンレス鋼の引張特性に関するX線的研究(X線・波の伝ぱ)
- 深冷処理したSUS301鋼の応力腐食割れ感受性(腐食防食小特集)
- 軸受鋼の疲労に及ぼす非金属介在物の方向と形状の影響
- 345 2相ステンレス鋼の強度に及ぼす773K時効の影響(劣化と強度)
- 111 2相ステンレス鋼の変形挙動および加工材の疲労強度特性(残留応力場の疲労き裂)
- 水素チャージしたSUS304ステンレス鋼の応力腐食割れ感受性
- 209 深冷処理したSUS301鋼の応力腐食割れ感受性(応力腐食割れ)
- SUS 304 綱の応力腐食割れ感受性に及ぼす冷間加工と熱処理の影響(腐食防食小特集)
- 136 冷間加工を与えた SUS304 鋼の鋭敏化と応力腐食割れ挙動
- 313 Mn-Zn フェライトのクリープ変形
- 鋼球の音響寿命(第2報) : 音響寿命における鋼球組織の変化
- 475 2 相ステンレス鋼の低温引張特性(ステンレス鋼, 性質, 日本鉄鋼協会 第 100 回(秋季)講演大会)
- 鋼球の音響寿命 (第1報) : 音響寿命における鋼球表面形状の変化
- 銅単結晶の引っかき変形における加工硬化機構 : 単粒引っかき加工に関する結晶学的研究 (第3報)
- 溶融金属中における軟鋼の疲労挙動に対する考察
- 鋼線の捩り疲労に関する研究 : 第1報 捩り疲労試験機の試作
- 表面圧延された低炭素銅の疲労過程中の表面組織化
- 面心立方晶金属の高温疲労変形微視組織
- 18-8オーステナイト鋼の疲労き裂近傍の下部組織について
- 電子顕微鏡観察による純アルミニウムの高温疲労の研究
- 調質ニッケル・クロム鋼のじん性に及ぼす高温負荷の影響
- ニッケル・クロム鋼の焼きもどしぜい性に及ぼす焼きもどし処理中の繰返し応力の影響
- 炭素鋼のせん断破面
- 2-11 フラクトグラフィ法による炭素鋼棒の剪断破面の観察
- 18-8オーステナイト鋼の重複繰返し応力下における疲労裂伝ぱ挙動について
- 軟鋼の疲労強度に及ぼす表面加工(圧削 圧延)の影響
- 溶融すず,鉛および亜鉛中における軟鋼の疲労強度
- 溶融金属中における軟鋼のぜい化について(試験条件よりの考察)
- 溶融PbおよびSn中における軟鋼,13Cr鋼および18-8鋼の高温疲労強度
- 二段二重重複繰返し応力を受ける18-8オーステナイト鋼の高温疲労における変形と温度上昇について
- AlおよびCu単結晶の透過電子顕微鏡による引っかき加工層の観察 : 単粒引っかき加工に関する結晶学的研究(第2報)
- 銅単結晶における引っかき加工層の形成過程 : 単粒引っかき加工に関する結晶学的研究
- Al, Al-7%Mg 合金薄膜の疲労き裂先端近傍の転位組織
- 1-32 Al, Al-7%Mg 合金冷間圧延材の疲労き裂先端近傍の転位組織
- (1-9) 純鉄冷間圧延材の疲労強度異方性 II
- 圧延加工された低炭素鋼の疲労過程中の転移組織
- 1-23 低炭素鋼圧延材の疲労変形組織(圧延方向の影響)
- 焼なまし材および圧延材低炭素鋼の転位観察による疲労変形機構
- 1-16 アルミニウム薄膜の引張クラック近傍の透過電子顕微鏡観察
- 鋼板に於ける熱処理状況の検査法に就いて
- 鋼の疲労に関する磁気的研究-2-
- 純Al薄膜の引張破壊過程の透過電子顕微鏡内直接観察
- (2-35) 純 Al の引張破壊部近傍の転位組織状態について
- 焼なましおよび表面圧延低炭素鋼の疲労き裂伝ぱ機構
- 焼なましおよび表面圧延低炭素鋼の疲労き裂伝ぱ挙動
- 18-8 オーステナイト鋼の疲労き裂発生過程の微視的観察
- 焼なましおよび表面圧延低炭素銅の疲労き裂発生機構