Immunohistochemical Study of Medulloblastoma with a Monoclonal Antibody Against Human Copper and Zinc-Superoxide Dismutase
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概要
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髄芽腫の腫瘍組織中におけるsuperoxide dismutase(SOD)の発現を免疫細織イヒ学的に検討した。対象としたのは10症例で、すべて手術によって摘出した組織をホルマリン固定したのちパラフィン包埋した。パラフィン切片にSODモノクローナル抗体を反応させ酵素抗体間接法で検索した。SODは予後不良例で発現率が高く、予後良好例では低かった。髄芽腫に対する化学療法や放射線療法など補助療法の治療効果は、活性酸素を介して発揮されるため、その消去酵素であるSODの発現率により予後が左右される。このため、髄芽腫組織中のSODを免疫組織化学的に検索することは、患者の予後を予見するうえで大変有用である。
- 1996-04-15
著者
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