PROGNOSIS OF HYDATIDIFORM MOLE : FOLLOW-UP STUDY ON 2918 CASES IN SPECIAL REFERENCE TO AGING

元データ 1979-12-01 社団法人日本産科婦人科学会

概要

破壊性奇胎の95%以上と絨毛癌の約50%は胞状奇胎を先行妊娠として発生するので,抱状奇胎を原点としてこれら続発腫瘍を早期発見することは極めて重要な意義がある.これを実現するため胞状奇胎患者の登録管理方式が人口約500万人を擁する愛知県において1962年初めて確立された.本文ではその後10年間に登録された2918例の胞状奇胎患者の追跡調査結果を明らかにすると共に,特に加齢との関係を分析した.研究結果を総括すれば以下の通りである.1)1962年から1972年に至る10年間に2918例の胞状奇胎患者が登録された.胞状奇胎の妊娠数および分娩数に.対する頻度はそれぞれ1対522,1対348であった.2)2918例の胞状奇胎患者を3年以上の長期に亘って追及したところ,280例(9.6%)の続発腫瘍が発生した.280例中,絨毛癌対破壊性奇胎の比は1対3であった.3)絨毛癌の発生は登録管理方式の実施が充実するにつれて年々減少傾向を辿った.胞状奇胎→破壊性奇胎→絨毛癌への経路を破壊性奇胎までの過程で遮断する役割を管理方式が果たしたことによるものと推論される.4)胞状奇胎後の続発腫瘍発生率は40歳を過ぎると急上昇する.

著者

Noto Hiroshi Department Of Diabetes And Metabolism Tokyo University Hospital
Noto Hiroshi Department Of Obstetrics And Gynecology Hamamatsu Universily School Of Medicine
Kawashima Yoshiro Department Of Obstetrics And Gynecology Hamamatsu Universily School Of Medicine
Kobayashi Takao Department Of Bioregulatory Function Graduate School Of Medicine The University Of Tokyo
Kobayashi Takao Department Of Obstetrics And Gynecology Hamamatsu Universily School Of Medicine
Noto Hiroshi Department Of Diabetes And Metabolic Medicine Diabetes Research Center National Center For Global Health And Medicine

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