加速器質量分析法 : 考古学から宇宙科学まで
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概要
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近年, 基礎科学はもちろんのこと考古学, 宇宙・地球科学, 医学, 環境科学など広範な分野で加速器質量分析法(AMS)が注目されている. AMSは1970年代後半から急速に発展してきた極微量同位体分析法で, 半減期の長い放射性元素の検出定量に威力を発揮し, 実に様々な応用研究を可能にしてきた. 特に^<10>Be, ^<14>C, ^<26>Alの活躍がすばらしく, AMSにより初めて可能になった研究の成果が次々に発表されている. AMSはタンデム加速器(タンデム型静電加速器)の特徴をうまく利用する測定法であり, 世界の多くのタンデム加速器施設に浸透した. 現在, 世界でAMSを行っている施設は約40を数え, その内, 我が国だけでも8カ所の大学や研究機関がAMS研究に取り組んでいる.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1998-12-05
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