少年期における身長の発育Patternと運動能力の発達について
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概要
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本研究の目的は,身長の発育Patternを明らかにすることと,各発育Patternが示す運動能力の発達の差異を検討することである.対象者は,10才〜14才(1964年〜l968年)までの5年間,継続測定した福岡市姪の浜地区の62名の男子児童である.結果は次のように要約できる. 1.身長の年間発育率を基準として,上昇型,下降型,凸型,凹型,混合型の5発育Patternに類別できた.その中でも, この期間では凸型を示すものが38.7%と多くみられ,現量値,年間発育量ともに大きい.一方,凹型は現量値,年間発育量ともに小さく,発育の遅れがみられた. 2. 身長の各発育Pattern別に連動能力の発達の差差をみると,下降型と凸型が最もずぐれた発達を示していた.これらの結果から, 10才〜14才までの少年期における望しい身長の発育Patternは凸型であることが明らかになった.
- 1971-10-01
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