身長の発育PATTERN別にみた形態発育の特性について : 相対成長による分析
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概要
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本研究の目的は相対成長の観点から各発育Patternが示す形態発育の特性を明らかにしようとするものである. 対象は1964年〜1968年(10才〜14才)にかけて縦断的に測定された男子児童60人である. 測定種目は身長, 体重, 胸囲, 下肢長, 下腿囲, 上腕囲である. 身長の年間発育率を基準にして60人の児童は4つの発育Patternに分類された. A Patternは年間発育率が逐年的に上昇し, B Patternは逐年的に下降し, C Patternは中間に年間発育率のピークが出現し, D Patternは中間に谷が出現する. 各Patternについて, 諸測度のPattern内平均値を算出し, その値により身長をxとし, 他の測度をyとしてallometryの式y=bx^αを適用した. このときの常数bとαは最小自乗法により算出した. このようにして得られた結果を 1)allometry曲線の比較, 2) allometry 曲線の変移点とその座標, 3) 相対成長係数αの比較について分析し, 各Patternが示す形態発育の特性を考察した.
- 1974-08-25
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