陸上競技ジュニア選手の体力の日中比較 : 骨年齢と身長からのタレント性についての検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The present study was primarily designated as "Chino-Japanese cooperative study on physical fitness of junior track and field athletes" (1989). The participants were male and female track runners of both countries ranging in age from 13 to 17 years. Skeletal age and stature for each sex and athletic event for the present series were compared between the two countries. The data of the present series were then compared with the earlier series, that is, the reference data derived from "Chino-Japanese cooperative study on physical fitness of children and youth" (1986). Regarding the mean skeletal age of refernce data(13 to 17 trs.), the Japanese are more advanced(0.6 years in boys ; 0.5 years in girls)than the Chinese, respectively. On the other hand, for the mean stature, the Chinese are taller(1.92cm in boys ; 2.16cm in girls). In the present series, the mean differences for skeletal age between the two countries show a tendency to be smaller than those in the reference data(0.38 years for boys and 0.39 years for girls in 100m runners ; 0.15 years for boys in 1500m runners and girls in 800m runners), respectivel. Although the mean differences of skeletal age between the two countries are becoming smaller, the statureof the Chinese boys and girls are getting taller than the Japanese(6.9cm in boys and 5.60cm in girls in 100m runners). The mean differences are not so great as in 100m runners, however, it is 2.50cm in boys of 1500m runners and 4.05cm in girls of 800m runners. Comparison of the athletic records between the two countries was made and in general little difference was found. The Chinese records are more complete than the Japanese and show statistically significant difference particularly in 17 years old. In conclusion, the Chinese junior track runners seem to mature later skeletally or biologically than the Japanese, even though they are already taller than the Japanese. As a natural result, more gain in stature and more improvement in the athletic records will be expected for them. Otherwise some differences between the two countries in the process of sampling of the present study could be questioned.
- 日本体力医学会の論文
- 1994-04-01
著者
-
北 一郎
首都大学東京 人間健康科学研究科 ヘルスプロモーションサイエンス学域
-
浅見 俊雄
東京大学教養学部
-
北 一郎
首都大学東京大学院人間健康科学研究科
-
北 一郎
東京都立大学理学研究科身体運動科学専攻
-
浅見 俊雄
東京大学教養学部教授
-
浅見 俊雄
東京大学教養学部保健体育科
-
塚越 克己
日本体育協会スポーツ医事相談室
-
大槻 文夫
東京都立大学理学部身体運動学講座
-
植竹 照雄
東京農工大学一般教育部保健体育研究室
-
宮本 知次
中央大学保健体育研究所
-
松井 秀治
スポーツ医・科学研究所
-
松井 秀治
スポーツ医・科学研
-
大槻 文夫
東京都立大学理学研究科身体形態情報研究室
-
大槻 文夫
東京都立大学理学部
-
大槻 文夫
東京都立大学大学院理学研究科身体形態情報
-
塚越 克巳
日本体育協会
-
塚越 克己
日本体育協
-
宮本 知次
中央大 法
-
北 一郎
東京都立大学
-
植竹 照雄
東京農工大学
-
植竹 照雄
東京農工大学農学部地域生態システム学科
関連論文
- 運動と脳神経活動 : うつ・不安との関連
- 思春期前児童における肘関節屈曲の静的筋力トレーニング効果
- 脳卒中易発症ラットの血圧と血管障害に及ぼす食塩負荷および自由運動の影響
- エルゴメトリーによる生体機能の測定(運動生理分科会)
- 階段昇降運動におけるPositive work とNegative work
- 陸上競技ジュニア選手の体力の日中比較 : 骨年齢と身長からのタレント性についての検討
- 発育期における定期的な身体運動が呼吸循環器系機能及び運動能力に及ぼす影響 : 発育期の体力に関する基礎的研究
- 497. 大学生のからだづくりに関する研究 : 正課体育実技の効果 (2)
- 225. 大学学生のからだづくりに関する研究 : 正課体育実技の効果
- 大学の正課体育における運動能力低位者の指導について
- 脳の発達とこころの発達 (特集 「こころ」を育てる身体活動)
- 512 ローイングの分析的研究 : 競技者別にみたオール歪曲線の分析
- 536 ボート選手の体力とオール歪曲線の関係
- 535 ローイングの分析的研究 : オール歪曲線についての分析
- 回流水槽を利用したボート・カヌー競技のトレーニングおよび研究環境の開発 (特集 水上競技の科学)
- ラット肝コレステロール代謝に及ぼすトレーニング強度の影響
- 13. 運動が脳卒中易発症ラット (SHRSP) のコレステロール代謝に及ぼす影響 : 第76回日本体力医学会関東地方会
- 39.Rat肝HMG-CoA reductase活性に及ぼす持久性およびジャンプトレーニングの影響 : 運動生理学的研究I : 第41回日本体力医学会大会
- 043327 コレステロールの異化排泄におよぼす持久性およびジャンプトレーニングの影響(4.運動生理学,一般研究B)
- 10.去勢ラットの体内コレステロール代謝に及ぼすトレーニングの影響 : 第75回日本体力医学会関東地方会
- 動脈壁コレステロール代謝に及ぼす運動トレーニングの影響
- 脳卒中易発症ラットのコレステロ-ル代謝と運動トレ-ニングの影響
- 228. 等尺性筋久力について : その3
- 特集 うつ・不安にかかわる脳内神経活動と運動による抗うつ・抗不安効果
- 運動が形態の発育と成熟に与える影響について
- レペテイシヨン・トレーニングの生理学的研究 (その1) : 持久性の養成を目的とするレペテイシヨン・トレーニングにおける運動負荷の強さ
- 276.ボート選手のATについて : その他 : 第40回日本体力医学会大会
- ジャンプトレ-ニングがラットのコレステロ-ルに及ぼす影響
- 15. ラットのパワートレーニング法としてのジャンプトレーニングの検討 : 第77回日本体力医学会関東地方会
- 093S06 持久性運動中の生理学的運動強度と主観的運動強度
- 253.自転車運動に対する音楽の効果 : 生物科学IV (体格・体力,生活など)
- 091R09 自転車運動の生理的・心理的反応
- Cybex machineによるトルク曲線について : 10. キネシオロジーに関する研究
- 静的瞬発握力発揮時の増張力局面における発揮パターンの再現性と力一時間変数の信頼性の検討
- 063110 体育・スポーツ科学に対する行政施策からみた社会的ニーズ : 学校体育指導者等を中心に(6.体育管理,一般研究A)
- 063109 体育・スポーツ科学に対する行政施策からみた社会的ニーズ : 競技選手及びコーチ等を中心に(6.体育管理,一般研究A)
- 091108 インステップキックの練習効果に関する検討(9.体育方法,一般研究A)
- 自由に決定された力発揮レベルの予備的筋収縮が反応時間に及ぼす影響
- 41.自由決定下の予備的筋収縮が反応時間及び事象関連電位に及ぼす影響
- 逆向マスキング・パラダイム下の体性感覚反応時間に及ぼす無自覚的知覚の影響
- 431.反応前の自己決定型持続的筋収縮が反応時間に及ぼす影響
- 133.中高年者の平衡機能と運動習慣の関係
- 76. マイナスイオン暴露が運動後の疲労回復に及ぼす影響
- 東京大学における体育の改革 : カリキュラムと教官組織について
- 東京大学における体育の改革 : カリキュラムと教官組織について
- 東京大学における体育の改革 : カリキュラムと教官組織について
- 大学の「保健体育」はどう変ろうとしているか
- 大学の「保健体育」はどう変ろうとしているか
- 4074 思春期前児童のHDL-コレステロールおよびその亜分画 : 身体運動、体脂肪量、V^^・O_2maxとの関係および性差について(4.運動生理学,一般研究)
- 272. 平行棒運動の分析的研究 : 第2報 種目による Swing の比較
- 5 運動環境が急性運動時のセロトニン神経活動に及ぼす影響(一般口演,第141回日本体力医学会関東地方会)
- 4. 急性の自発および強制運動時のモノアミン神経活動(神経・感覚,第62回日本体力医学会大会)
- 20. 肥満ラットにおけるランニング中のセロトニン神経活動(神経・感覚, 第61回 日本体力医学会大会)
- 115.タイミングコントロールと脳波変動
- 219.周期的刺激に対する反応課題下の脳波変動
- 031O09 予告反応時間の周期性とCNVとの関連(03.体育心理学,一般研究発表)
- 032高C06 反応時間の周期性と脳波との関係
- 031F01 選択反応時のCNVと反応教示について(3.体育心理学,一般研究A)
- 031106 エラー反応とCNVとの関連について(3.体育心理学,一般研究A)
- サッカーのキネシオロジー的研究(IV) : 6.キネシオロジーに関する研究
- 11-12才男子における有酸素運動の継続的実施が心臓の形態に及ぼす影響 : 発育期の体力に関する基礎的研究
- 11〜12才児童における走運動の記録と,V^^・O_2max,LT,体脂肪率との関係 : 発育期の体力に関する基礎的研究
- 3.子どもの筋力の発達に関する横断的研究 : 骨年齢基準による筋力の評価 : 第88回 日本体力医学会関東地方会
- 233. 小学校2,4学年児童における静的筋力トレーニングの効果 : 適応と訓練効果に関する研究 : 第42回日本体力医学会大会
- 166.思春期前児童の筋力トレーニング効果 : 適応と訓練効果に関する研究 : 第41回日本体力医学会大会
- 312. 握りの研究
- 334. あん馬運動における運動と呼吸との関係について
- 427 ボート選手の最大酸素摂取量と最大酸素負債量について
- 全身持久性トレーニングの強度の処方について : 5.運動生理学に関する研究
- 1295 主観による運動強度の選択について : 5分間走から20分間走について
- 姿勢変化による筋力発揮について : 9.測定評価に関する研究
- 134.視運動性刺激が呼吸循環反応に及ぼす影響(【呼吸・循環】)
- 脳内低酸素とあくび反応
- 97.直立姿勢時の視覚外乱刺激に対する呼吸循環反応
- Jリーグの狙うゴール
- 7. 超音波法による体肢縦断面積測定法の検討 : 第79回日本体力医学会関東地方会
- 081119 形態と水泳パフォーマンスの関係(8.測定評価,一般研究B)
- 081111 浮力と水泳パフォーマンスの関係(8.測定評価,一般研究B)
- 中学・高校競泳選手の身体特性
- 113.閉眼片足立ちの呼吸循環反応に対する練習効果
- 閉眼片足ちおける換気応答
- 平衡機能テストにおける換気応答
- 041D13 閉眼状態での平衡維持能力が呼吸循環系に与える影響(04.運動生理学,一般研究発表)
- 041なD17 閉眼状態での平衡機能テストが呼吸循環系に与える影響
- 432.生理学的運動強度と主観的運動強度の関係と時間変化
- 0912014 初心者の水泳スピードに対するストロークおよびキックの影響
- 運動中の生体に対する音楽の影響
- 0410817 運動中のHR、RPEに対する音楽の影響
- 38. 等尺性筋持久力について
- 083N01 浮力と形態の関係(8.測定評価,一般研究B)
- 走スピ-ドの持続能力
- 526 短距離走における競技記録におよぼす外的仕事の影響
- 222. 急速減量と持久性に関する研究 (2)
- 258. 急速減量と持久性に関する研究 (第1報) : レスリング選手の全身持久性に及ぼす影響
- パワーの発揮をともなう運動と反応時間について : III : 10. キネシオロジーに関する研究
- III-1 体力の評価方法とその評価基準 (第III課題 体力づくり研究の成果とその課題)
- 250. 最大酸素摂取状態の持続時間について
- 545. サッカーのスローインにおける遠投力トレーニングについて
- 運動と脳の可塑性 : 行動神経科学的アプローチによる検討(運動生理学,キーノートレクチャー,専門領域企画)
- 有酸素性能力のトレ-ニング効果と疲労 (第49回日本温泉気候物理医学会総会) -- (疲労のメカニズムと対策)