幼児における記憶の体制化に及ぼす訓練の効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は体制化して記憶することを訓練することが可能かどうかという問題を研究することにあった。実験1ではブロック提示法を用いて訓練を行い6才児では訓練試行においては体制化の程度を高めることができるが,テスト試行ではその効果が消失してしまうこと,4才児ではブロック提示法による訓練は訓練試行においてもテスト試行においても効果がないことがわかった。実験2では分類作業をしながら記銘させ,再生時に検索手がかりを与えると訓練の効果をテスト試行まである程度維持できることがわかった。しかし,その効果は再生語数には反映されなかった。実験3では分類作業をしながら記銘する訓練を2回行ったが,やはり訓練の効果は体制化の程度にはあらわれても再生語数には反映されなかった。
- 日本教育心理学会の論文
- 1980-03-30
著者
関連論文
- 教育実習生の実習前後における学習の継続意志の変容 : 実習前後の教師効力感の変容・実習の自己評価に着目して
- 教育心理学研究の可能性を拓くツールとしての統計解析(自主シンポジウムH8)
- 大学の授業での批判的思考力育成の支援の試みと課題(自主シンポジウムD6)
- 対談2教育心理学研究のレフェリー経験談(準備委員会企画対談)
- 対談2 教育心理学研究のレフェリー経験談
- PE047 「アセスメント解答用紙」による読解力・思考力の育成に関する研究 : 小学校理科におけるダイナミック・アセスメントの効果について
- 2C-07 ダイナミック・アセスメントによる読解力・科学的思考力育成の可能性について : 小学校6年「水溶液の性質」における定着度分析(学習心理・教育評価,一般研究発表(口頭発表),日本理科教育学会第57回全国大会)
- 教育実習生の実習前後における学習の継続意志の検討
- 教育実習生の実習前後における教科・教職専門科目に対する大学講義イメージの変容
- 改めて学びの意味を問う
- 記憶過程の発達的変化(012〜018)(特定テーマ)
- 中・高生および大学生の食生活を中心とした生活習慣と精神的健康度の関係
- 心理学者教育の在り方
- 心理学者教育の在り方(研究委員会企画シンポジウム1)
- トランスセオレティカル・モデルにおける行動変容ステージから見た大学生の食生活の実態
- 児童生徒における情報活用の実践力と情報モラルの関連
- 児童生徒における情報倫理意識と規範意識の関係
- 発達(201〜209)(部門別研究発表題目・討論の概要)
- 美術教育と教育心理学が手をつなぐ時(自主シンポジウムB7)
- 教育心理学研究における統計的検定の再考(自主シンポジウムE4)
- J048 教育心理学におけるgerontology(自主シンポジウム)
- よりよき実践研究をめざして (〔日本教育心理学会第45回総会〕) -- (研究委員会企画シンポジウム)
- PB021 小学生の自尊感情に関する研究 : アサーショントレーニングの効果(ポスター発表B,研究発表)
- 思考と言葉の力 : メタ認知の育成法
- 11 授業介入研究の新たな可能性(自主シンポジウムC)
- 22 あらためて教育評価を問う : 「学力」を伸ばす教師および評価実践とは(自主シンポジウム)
- インターネットと教育
- 3 よりよき実践研究をめざして(研究委員会企画シンポジウム)
- 理科教育におけるダイナミック・アセスメントに関する研究 : 小学校第6学年「水溶液の性質」単元におけるヒントカードの効果について
- PF52 異年齢・異校種間交流の効果に関する研究(1)(社会,ポスター発表F)
- 座談会 現代教育の課題と教育心理学の役割(下)『教育心理学ハンドブック』の刊行をめぐって
- 座談会 現代教育の課題と教育心理学の役割(上)『教育心理学ハンドブック』の刊行をめぐって
- 大学生の自己教育力と情報活用の実践力および情報化社会レディネスとの関係
- 大学生の自己教育力と高校時代の学習指導法の関係
- 大学生の自己教育力とレジリエンスの関係
- 大学生の自己教育力に影響する要因は何か : 学習目標, 原因帰属, セルフエフィカシー, および暗黙の知能観の影響
- PD60 大学生の自己教育力に関する研究 (9) : 情報活用の実践力および情報化社会レディネスとの関係
- PD59 大学生の自己教育力に関する研究 (8) : 高校時代の学習指導方法との関係
- PD58 大学生の自己教育力に関する研究 (7) : 出身高校差の検討
- PD61 大学生の自己教育力に関する研究 (3) : 学校差の検討
- PD60 大学生の自己教育力に関する研究 (2) : 性差の検討
- PD59 大学生の自己教育力に関する研究 (1) : 質問紙の作成
- 大学生の自己教育力に関する発達的研究 : 回想的質問紙法による分析
- PD37 食生活を中心とする生活習慣と精神的健康度との関係 : 中・高生と大学生の比較を通して
- 中学生, 高校生, 大学生の食生活を中心とする生活リズムと怒りの表出との関係
- 心理学が教科教育にもたらしたもの (特集 学校教育と心理学)
- 279 誘発反応に関する発達的研究(3)(200 発達)
- 278 誘発反応に関する発達的研究(2)(200 発達)
- 277 誘発反応に関する発達的研究(1)(200 発達)
- 発達17(320〜327)(部門別研究発表題目・質疑応答・討論の概要)
- 発達(209〜216)(部門別研究発表題目・討論の概要)
- 2H-07 教師の指導力向上に効果的な指導案に関する一考察 : 「見取り表」の導入を中心にして(一般研究発表(口頭発表))
- 1C-01 科学的思考力育成のための理科学習指導に関する研究 : 「科学的に実証された結論を認識する能力」に着目した学習指導法の考案(一般研究発表(口頭発表))
- B18 理科教育におけるダイナミック・アセスメントに関する実践研究II : 第5学年「動物の誕生」の観察記録場面における記録方略の育成に着目して
- B17 理科教育におけるダイナミック・アセスメントに関する実践研究II : 実験・観察場面における観察の記録方略を身につける指導法のありかたについて
- 子どもへの言葉かけに関する研究 : 「ほめ」と「叱り」に着目して
- 指定討論者(よりよき実践研究をめざして)(研究委員会企画シンポジウム3)
- 「真の学力」が成立する条件
- 企画の趣旨(21世紀の学びを考える : 学力低下論を超えて)(研究委員会企画シンポジウム2)
- 情報化社会の学びの意味を問う : 情報の「受信型」から「発信型」へ
- 「真の学び」を育てる教育評価 : 子どもの育ちを考える
- 018 幼児における記憶の体制化過程の分析(18)(記憶過程の発達的変化,特定テーマ)
- 333 幼児における記憶の体制化過程の分析(17)(発達17,研究発表)
- 332 幼児における記憶の体制化過程の分析(16)(発達17,研究発表)
- 331 幼児における記憶の体制化過程の分析(15)(発達17,研究発表)
- 321 幼児における記憶の体制化過程の分析(14)(発達17,研究発表)
- 327 幼児における記憶の体制化過程の分析(13)(発達16,口頭発表)
- 326 幼児における記憶の体制化過程の分析(12)(発達16,口頭発表)
- 325 幼児における記憶の体制化過程の分析(11)(発達16,口頭発表)
- 208 幼児における記憶の体制化過程の分析(9)(発達)
- 207 幼児における記憶の体制化過程の分析(8)(発達)
- 206 幼児における記憶の体制化過程の分析(7)(発達)
- 幼児における記憶の体制化過程の分析
- 206 幼児における記憶の体制化過程の分析(5)(発達2-1,200 発達)
- 205 幼児における記憶の体制化過程の分析(4)(発達2-1,200 発達)
- 204 幼児における記憶の体制化過程の分析(3)(発達2-1,200 発達)
- 210 誘発反応に及ぼす心理変数の分析(2)
- 209 誘発反応に及ぼす心理変数の分析(1)
- 反応時間課題において注意が人間の視覚誘発反応に及ぼす影響
- 幼児における記憶の体制化に及ぼす訓練の効果
- 幼児の記憶における概念分類能力の機能
- 子どもにおける視覚的記憶と聴覚的記憶
- 偶発学習と中心学習に関する発達研究
- 発達17
- 2M-03 「授業設計・評価マトリクス」の開発と効果検証に関する研究 : 小学校理科の事例を通して(授業研究,学習指導,一般研究発表(口頭発表))
- 児童生徒における情報倫理意識と規範意識の関係
- メタ認知を活性化する観察・実験活動が高校生の実験観の変容に及ぼす効果 : 高等学校化学「化学反応と量的関係」を事例として
- 教職志望学生の教職意識と小学校時代における教師からの被教育体験への認知との関係 : 学部1年生と3年生の差異に着目して
- Efficacy of Visual-Auditory Shadowing
- 11F-105 「授業設計・評価マトリクス」開発に関する事例的研究2(学習心理・教育評価,一般研究発表(口頭発表))
- 子どもにおける視覚的記憶と聴覚的記憶
- 偶発学習と中心学習に関する発達的研究
- DEVELOPMENTAL CHANGES IN CONCEPTUAL AND COLOR CLUSTERING IN YOUNG CHILDREN