絶滅危惧種ハリママムシグサ(Arisaema minus (Serizawa) J. Murata)の保全対策としての移植事業II : モニタリングと管理
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概要
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ハリママムシグサの保全対策としての移植後,4年間の継続したモニタリングを実施した.モニタリングでは移植個体の生存状況,形状,訪花昆虫や光条件を調査した.生育状況は,ほとんどの移植先で良好であった.移植先では,自生地と同じ訪花昆虫を確認し,結実個体もみられた.移植後,植生遷移によって光環境に変化がみられた移植先は,隣接する谷斜面の樹木が伐採されたことによって,適度な光環境が維特されていた.しかし事前に移植先の環境調査ができずに移植した個体の一部は生育が悪く,対策が必要と考えられた.そこで新たに移植先を選定し再移植した.
- 2004-12-25
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