車椅子片手片脚駆動の動作分析(第1報) : 健常人について
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概要
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健常人14名を対象に, 片手片脚による車椅子駆動時の上下肢関節, 体幹角度を測定した.駆動開始時には床反力計により下肢の駆動力を測定した.また, 駆動周期を駆動相と回復相に分け, 時間因子を測定した. その結果, (1)下肢:膝関節は駆動相に屈曲, 回復相に伸展し, 足関節は歩行と似た動きを示した.股関節は駆動相に屈曲し回復相に伸展していた.下肢の駆動力は後方・駆動側反対方向だった.(2)体幹:駆動相に前傾するものと後傾するものがみられ多様性があった.(3)上肢:肩と肘は同調していた.(4)時間因子:駆動開始, 終了とも上肢が下肢より早かったが, 常に上下肢は同調していた.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 1995-04-18
著者
-
加倉井 周一
東京大学リハビリテーション部
-
加倉井 周一
北里大学医療衛生学リハビリテーション学科
-
張替 徹
東京大学リハビリテーション部
-
木村 伸也
東京大学リハビリテーション部
-
張替 徹
新潟リハビリテーション病院リハビリテーション科
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