ディファレンシャルディスプレイ法によるイチゴ (Fragaria x ananassa Duch.) 果実の生育初期における mRNA 発現の解析
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概要
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イチゴ'女峰'の果実生育の初期に発現する遺伝子をディファレンシャルディスプレイ法により解析した.開花後0, 2, 4, 7, 10, 13日の果実から抽出したRNAを基に合成したcDNAをPCR反応の鋳型に用いた.異なる遺伝子発現を示唆するPCR産物11本のうちSGR101, SGR701の2本をサブクローニングして塩基配列を決定した.ホモロジー検索の結果, SGR101はリボソームタンパクS6キナーゼのホモローグであるアラビドプシスのcDNAと, SGR701はインゲンマメのヒドロキシプロリンリッチ糖タンパクの遺伝子と高い相同性があった.SGR101およびSGR701はともに痩果の相対生長速度が最も高く果実が生理的に活発な時期に発現しており, それらが果実生育にかかわる機能について考察した.
- 園芸学会の論文
- 1998-07-15
著者
-
田部井 豊
農業生物資源研究所遺伝子組換え研究推進室
-
三浦 周行
野菜・茶業試験場
-
濱野 恵
農業研究センター
-
田部井 豊
農業生物資源研究所:(現)農林水産技術会議事務局
-
田部井 豊
農業生物資源研
-
濱野 惠
農研機構 東北農研
-
濱野 恵
農業研究センター:(現)野菜・茶業試験場
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