準2年振動を再現した大循環モデルにおける赤道波について
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概要
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気候システム研究センター/国立環境研究所(CCSR/NIES)・大気大循環モデル(AGCM)の第1バージョンにおいて準2年振動が再現された(Takahashi, 1996). モデルは, 湿潤対流調節のスキームを使っている. 水平分解能がT21で鉛直分解能は約500 mの60層モデルである. 得られた振動の周期は1.5年と少し早い. モデル中の赤道波の振舞いを調べてみた. モデルでは, QBO的振動の西風はKelvin波と東向きの重力波が生成している. 一方, 東風はn = 1の西向き重力波, ランダムな西向き重力波や冬の北半球から伝播してきたRossby波が作っている. このモデルではRossby-重力波はQBO的振動の東風生成に少しの役割を果たしている.
- 社団法人日本気象学会の論文
- 1997-04-25
著者
-
高橋 正明
東京大学気候システム研究センター
-
熊倉 俊郎
長岡技科大環境・建設系
-
熊倉 俊郎
長岡技術科学大学 環境・建設系
-
熊倉 俊郎
長岡技術科学大学
-
趙 南
東京大学気候システム研究センター
-
趙 南
東大気候システム
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