ランドサットTMデータによる根こぶ病害検出のためのキャベツ圃場の識別
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概要
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群馬県嬬恋村全域を対象としてキャベツ根こぶ病の発生箇所検出の可能性をランドサッ卜TMデータを用いて検討する前段階として, キャベツ圃場が精度高く識別できることを確認した. 1986年7月28日, 8月13日, 29日および1990年8月8日に得られたデータの内, 熱赤外を除く6バンドを解析に用いた. 主成分分析によると, データ変異の98%以上は3主成分に要約され, それらは明るさ, 湿潤, 緑色の程度を表す指標であった. 自然植生と農作物とは明るさの指標で, またキャベツ圃場とジャガイモ圃場とは湿潤の指標により区別された. キャベツ未収穫圃場と収穫直後ならびに収穫後の植物体の乾燥の進んだ圃場は相互に誤判読されることは少ないことが判明した. 根こぶ病検出の最適時期は病徴の現れる時期と収穫の進行を考慮すると8月上中旬と考えられた.
- 1992-09-05
著者
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天野 哲郎
農林水産省東北農業試験場
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福原 道一
農業環境技術研究所
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鳥越 洋一
農研機構近中四農研センター
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天野 哲郎
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構総合企画調整部研究調査チーム
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鳥越 洋一
農研セ
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福原 道一
農業環境技研
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福原 道一
農水省農業環境技術研究所企画調整部
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鳥越 洋一
農林水産省農業研究センター
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小川 奎
農林水産省農業研究センター
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天野 哲郎
北海道農業研究センター農村システム研究室
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小川 奎
農林水産省北海道農業試験場
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小川 奎
農林水産省九州農業試験場
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天野 哲郎
北海道農業研究センター
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小川 奎
農業・生物系特定産業技術研究機構
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鳥越 洋一
農林水産省東北農業試験場
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