ソルガム系統の耐湿性と飼料品質
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概要
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ソルガムはアフリカを原産地とする劣悪環境に強い主要穀物の一つであり, コウリャンとして知られる中国の栽培品種群をはじめとしてその変異幅は非常に大きい。わが国では飼料作物として茎葉の青刈あるいはホールクロップサイレージ利用が主であり, 高い乾物生産能力を有することから, 低コスト自給粗飼料の安定的確保に貢献する夏作物となっている。近年, 転換畑での栽培面積が増大し, 耐湿性を備えた高品質品種の必要性が高まってきた。そこで, 種子親となるグレインソルガム細胞質雄性不稔系統, 花粉親となる自殖系統や近縁野生種の耐湿性を検定し, 今後の耐湿性品種の育成のための情報を得るのが目的である。
- 日本作物学会の論文
- 1994-08-01
著者
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