枯草菌の産生する抗糸状菌物質の生物活性
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概要
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Bacillus subtilis TM-105株の培養液より抗糸状菌物質Y-9, Y-10を単離した.両物質の構造解析の結果, リポペプチド系抗生物質plipastatin A1およびB1と同定した.生物活性を検討したところ, in vitroでリンゴ斑点落葉病菌, 野菜灰色かび病菌, イネいもち病菌に抗菌活性が認められた.また, ポット試験では, イネいもち病およびごま葉枯病に病害制御活性が認められたが, 精製各段階の検体を供試したところ, 同菌によって同時に生産されるiturin Aと共存することにより, 高い防除効果を示すことを見いだした.
- 日本農薬学会の論文
- 1990-02-20
著者
-
黄 耿堂
Microbial Toxicology Laboratory Riken (the Institute Of Physical And Chemical Research)
-
山口 勇
Riken (the Institute Of Physical And Chemical Research)
-
山口 勇
Microbial Toxicology Laboratory Riken:(present Address)laboratory For Remediation Research Riken Pla
-
山田 誠一郎
Mitsubishi Petrochemical Co. Ltd.
-
高山 義博
Mitsubishi Petrochemical Co. Ltd.
-
山中 昌子
Mitsubishi Petrochemical Co. Ltd.
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